The 10th Anniversary Special Contents

人の魅力が、街の魅力。

森川いつみ/湘南ビーチFMパーソナリティ

2015.10.30 UP

逗子に生まれ育ち、1993年の湘南ビーチFM(本社スタジオは逗子市池子)開局当初からパーソナリティとして活躍している森川いつみ氏。2005年の逗子文化プラザホール開館の際には、オープニングイヤー記念事業実行委員会メンバーのひとりとしてホールイベントの企画運営に携わり、またオープニング式典では司会も務められました。以来、ホール10年間の歩みを常に近くで見守ってくださっている森川氏にお話をお伺いしました。

待望のホールオープンからちょうど10年の節目です。

森川氏:開館10周年おめでとうございます。逗子文化プラザホールができる前は、同じ場所にあった図書館ホールを私も含め地元の方がすごく利用されていて、愛着もありましたが、建物の構造(階段による昇降のみでご高齢の方にはちょっと大変)のことや、その老朽化、また段々と市民の方の利用の幅が拡がって、こんなこともできたら、あんなこともできたらという要求を図書館ホールの設備ではカバーしきれなくなっていたんです。ですので、新しいホール建設というニュースは当然のごとく大きな期待を集めました。開館に先立って、市の広報でオープニングイヤー記念事業実行委員の公募があったので、一市民として応募し、ポップス部門の委員として参加しました。他にクラシックや演劇、展示等の部門がいくつかあり、最終的には委員会は20人程の構成で、それぞれ企画書を書くところから出演者との折衝、当日の実施運営まで、かなり頻繁に会議等でコミュニケーションをとりながら活動しました。おかげで彩り豊かで充実した初年度になりましたが、実は個人的には、逗子ゆかりの大物アーティストを招きたくて、ちょっと夢見るような気持ちもなかったわけではないのですが、まずは周囲の了承を得て、相手の感触も探り、手応えも感じつつ…と慎重に進めていた企画があって、でも結局は叶わなかったという思い出もあります。今にして思えば、私にとってこれが初めて市民として実際に文化活動に加わった最初でした。それまではラジオ番組を通した間接的な関わりだったことが、これをきっかけに、また様々な方から声をかけてくださるようにもなって、今現在は逗子アートフェスティバルなどにも関わらせていただいていることなどにつながっています。

オープニング式典では司会も務められました。

森川氏:手元に2005年6月19日の司会台本が残っています。「ただいまより、逗子文化プラザホール開館記念式典の幕を開けましょう」と私が言った後に、トランペットの神代修さんをはじめとする‘なぎさブラスゾリステン’のセレクトメンバーが1分間のファンファーレを演奏してくださいました。逗子との関わりがあった松任谷正隆さん、松任谷由実さんを招き、長島一由市長(当時)も交えた対談があって、ここではひょっとすると雰囲気次第で(由実さんが)歌ってくださるかも…と、ピアノもスタンバイしてありました…これは残念ながら現実には至りませんでしたが。でも、市民の観覧希望者も定員を超えて多数いらっしゃったようで、賑やかなひとときになりました。式典の後は、なぎさホールのスタインウェイピアノを選定したピアニストの小山実稚恵さんの演奏による杮落しが行われ、美しい音色でホールが満たされました。でもやっぱり強く印象に残っているのは、この式典の何日か前に、実行委員が集まってホールに入らせてもらって、あぁここでいよいよ始まるんだとワクワクしたその時の気持ちかもしれません。自分たちで直接関わっていたことが形になる、その喜びで胸がいっぱいになった、その感じを10年前とはいえ、はっきりと覚えています。

先日はホール開館10周年記念映像作品の完成披露会にて司会を務めていただきました。

森川氏:映像はダンスを取り上げていらっしゃいましたね。私は子どもの頃モダンバレエを習っていて、文化祭などで、先程話に出た図書館ホールでも何度か踊ったことがあって、ダンスそのものは好きだったのですが、大人になってからは全く踊る機会がなくなっていて。でも昨年のホール企画で、コンドルズの近藤良平さんが講師にいらっしゃるというので、テレビ等を通して知っていた近藤さんのワークショップならぜひ、と思い参加させていただき、またそのコンドルズが振付を手がけた今年の映像作品制作プロジェクトも8月の撮影会には参加させていただきました。完成した映像作品に、ほんの一瞬私と思われる姿が映っていましたよ(笑)。全国的にヒットしたアイドルソングとダンス映像で、神奈川県もプロモーションビデオを作っていましたが、その時なんとなく、逗子オリジナルでこういうものができるといいなと思っていて、それを具現化するようなプロジェクトだったのでとても興味深かったです。本当に音楽も素晴らしく、親しみやすいですよね。振り付けと音楽がどんどん広まっていくといいですね! そのスタートにも関わることができ、セレモニーの司会者として舞台に立たせていただき、とても嬉しかったです。

森川いつみ

今後ホールに期待されることについてお聞かせいただけますか。

森川氏:素晴らしい公演企画があっても、うまく伝わらず、満席にしたくてもなかなかそうならなくて悩みますよね。でもその企画を知らずに、後になって「そんな素敵なイベントがあったなんて知らなかったから」ってなってしまうのはやっぱり残念ですよね。ホールの情報が常に受け取れて、ホールではいつも何か面白いことをやっているから、次は何行こうかな? 来月は何が観られる? とお客様の方から情報を取りに来るぐらい、ホールの存在を身近に感じてもらえるような関係ができるといいですね。また市民の方の利用度はとても高いと思いますが、市民の方々にとっての使いやすさを施設として追求していって欲しいです。

逗子の魅力とは。

森川氏:逗子が好きだという方々は、それぞれが逗子でこう暮らしたいという考えもお持ちだと思うんですが、同時に自分が住む街をもっと面白くできるんじゃないか、こうしたらもっと楽しいんじゃないかっていうアイデアも持っていて、それを表現できる人が多いと思います。一昔前、逗子は鎌倉や葉山に挟まれて、特色をわかってもらいにくかった時があったように私自身も感じていましたが、FM番組などを通して色々な人と知り合い、たくさんのお話を伺っていく中で、逗子はすごく人の魅力があふれているなと思うようになって、最近はさらに強くそれを感じます。人の魅力が、街の魅力になっている。それが逗子の良いところだと思っています。

(聞き手:逗子文化プラザホール)

森川いつみ/湘南ビーチFMパーソナリティ

森川いつみ

逗子生まれ、逗子育ち。 大学卒業後、都内のラジオ局の契約アナウンサーに。その後、1993年12月の湘南ビーチFM開局よりパーソナリティを務める。現在は月~金曜日10時~12時放送の地域情報番組「DAILY ZUSHI HAYAMA」を担当。逗子・葉山など湘南地域で活動しているゲストを迎えてのトークや旬な話題・情報をお届けしている。そのほか各種イベントの司会やナレーション、朗読など。

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