イベントレポート「逗子ジュニアストリングス&神奈川フィルの名手たちニューイヤー・ジョイント・コンサート」2016年1月9日(土)開催

当ホールの情報発信ボランティアによるレポートです。イベントの雰囲気や感想を発信する活動をしています。

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「セカンドヴァイオリンです」と。
舞台上の小学3年生の少年が答えた。コンサートの冒頭、指揮者・阿部未来氏が逗子ジュニア・ストリングスのメンバーに「何の楽器を担当しているの?」とマイクで問いかけた。
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団のメンバーと、いまから合同演奏をする。
顔に緊張感をみなぎらせながらも、元気に答えていたのが印象的。
 逗子文化プラザホール開館10周年を記念して、「子どもたちにプロとの共演を通して、音楽の楽しさを感じてもらおう」とホールが同フィルと協力した企画。
 逗子近郊に住む小学3年生から高校2年生までの15人で「逗子ジュニア・ストリングス」を結成した。
 曲目は「ディヴェルティメントK.136」(モーツァルト)と「G線上のアリア」(バッハ)と誰でもが楽しめる選曲。目をつぶれば合同演奏とは思えない美しい響きが伝わってくる。
 休憩を挟んでプログラム後半は、私が着メロにしているヴィヴァルディの「四季」だ。
神奈川フィルメンバーの演奏、カリスマ・ヴァイオリニスト石田泰尚氏の独奏。
踊るように広がる音色は春、夏、秋、冬全曲で全身を堪能させてくれた。
コンサートは、1月9日(土)逗子文化プラザなぎさホールで、新年を華麗に彩った。
 2020年には東京五輪、そして開館15周年へと続く。時の流れは早い。
きっと逗子ジュニア・ストリングのメンバーのなかから、世界に羽ばたく若者がいることだろう。
 また逗子文化プラザホールでの素敵なコンサートを待っていよう。

 

ボランティアライター 海原弘之

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