ジャズ・フュージョン界のアイコン的存在として国内外で活躍する渡辺香津美が、逗子文化プラザホールに初登場!
特別ゲストとして次世代を担う若手ギタリスト村治奏一と逗子出身の歌姫SHANTIが出演します。
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17歳で驚異の天才ギタリスト出現と騒がれて以来45年以上にわたり、常に最先端インストゥルメンタル・ミ ュージックを創造し続けている渡辺香津美。映画界、クラシック界など、ジャンルを超えた革新的な演奏をお楽しみください。
【出演者プロフィール】
渡辺香津美(ギタリスト・コンポーザー)
1953年東京都渋谷区生まれ。
名実ともに日本が世界に誇るトップ・ジャズ・ギタリスト。17歳で衝撃のアルバムデビュー。驚異の天才ギタリスト出現と騒がれて以来、常に最先端インストゥルメンタル・ミ ュージックを創造し第一線で活躍中。その速いテンポで繰り出される魅惑のアドリブと芳醇な旋律、演奏技術を緻密に組み合わせることで、音の一つ一つに豊かな表現力を含ませ、独自の”カズミサウンド”を創り出すことでも定評がある、まさしくワン・アンド・オンリーの存在。
‘79年、坂本龍一と結成した伝説のオールスターバンド『KYLYN(キリン)』を皮切りに、YMOのワールドツアーへの参加が、KAZUMIの名を世界的なものにする。‘80年の記録的な大ヒットアルバム『トチカ』に代表されるジャズ・フュージョン界のアイコンとしてフィールドを牽引する。これまでに歴史に残る音楽家をはじめ、内外トップミュージシャンとの共演数も群を抜き、国内はもとより世界中で公演。
現在はジャズ・フュージョンにおける多様なプロジェクトと並行し、アコースティックを中心としたソロワーク『ギター・ルネッサンス』シリーズでのアルバムリリース、ライブツアーを行い、海外フェスティバルからもソロおよび自身のプロジェクトで招聘され、国内と半々のバリューで活動を展開中。生粋のインプロヴァイザーたる資質を活かし、作・編曲においても独自の世界を構築。クラシックギター界からの委嘱作品も好評を博す。さらに舞台音楽のプロデュース、映画音楽への演奏提供など活動は多岐にわたる。近年では『アランフェス協奏曲』を軸にオーケストラとの饗宴、3台のギターによる編曲と演奏など求道心とギターへの愛はゆるぎない。エッセイ執筆、テレビ、ラジオ等のメディアでの露出も多く、『いち国民いち楽器』を提唱し、広く音楽文化に貢献。洗足学園大学ジャズコース客員教授。
村治奏一(クラシックギター)
1997年クラシカル・ギター・コンクール、’98年スペイン・ギター音楽コンクール、第41回東京国際ギター・コンクールに続けて優勝。’99年より米国ボストン近郊の総合芸術高校ウォールナット・ヒル・スクールに留学し、ギターをニューイングランド音楽院でデイビット・ライズナー、エリオット・フィスクに師事。2003年同高校音楽科を首席で卒業し、同時期にビクター・エンタテインメントよりリリースしたデビューアルバム『シャコンヌ』がレコード芸術誌の特選盤に選ばれる。同年ニューヨークのマンハッタン音楽院に進学。’06年ジョン・F・ケネディ・センター(ワシントンD.C.)にてソロリサイタルを行い、本格的な米国デビューを果たす。
メディアへの登場も多く、NHK『スタジオパークからこんにちは』や『トップランナー』、テレビ朝日『題名のない音楽会』をはじめテレビ、ラジオに多数出演。’08年には西本智実指揮・モンテカルロフィルハーモニー管弦楽団の「新世界ツアー2008」にソリストとして抜擢され、アランフェス協奏曲の国内ツアーを成功させる。’10年にはNHK-BS「街道てくてく旅~熊野古道をゆく~」のテーマ曲『コダマスケッチ』を作曲・演奏。’12年春には米S&R財団が主催するコンサートシリーズ「Overture(オーバーチュア)」に庄司紗矢香(Vn)、小菅優(Pf)らと共に参加し、ワシントンD.C.にてソロリサイタルを行う。又、同年秋には「トヨタ・クラシックス・アジアツアー2012」のソリストとして抜擢され、ウィーン室内管弦楽団と共にアジア5カ国でのコンサートツアーを成功させた。’14年、初のコンチェルトアルバム『コラージュ・デ・アランフェス』(平成26年度文化庁芸術祭参加作品)をキングレコードよりリリース。又、同年には10枚目となるソロアルバム『SPARKS』をクラウドファンディングにより制作し話題となる。’13年S&R財団ワシントン・アワードを受賞し、’14年ワシントンD.Cハルシオン・ハウスでのガラ&受賞式での演奏が好評を博す。’15年春には東京オペラシティの企画、「B to C(バッハからコンテンポラリーへ)」に選抜されリサイタルを開催。これまでに、 モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団、 ウィーン室内管弦楽団、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、読売交響楽団、日本センチュリー交響楽団等と共演。(2016年テレビマンユニオン)
SHANTI(プロシンガー、作詞家)
プロシンガー、作詞家として活動20周年、ソロ・デビュー6周年を迎え今新たなスタート地点に立つ。凛と輝く女性。優しくも深く包み込む魔法の声。
そのオーガニック・ボイス、ナチュラルなキャラクターのシャンティ。ライブ・レコーディング・プロデュース能力も兼ね備えた実力派、ジャズ界発信のシンガーソングライター。ハイレゾ配信 e-onkyo (イーオンキョウ)で配信チャート2週間連続1位を獲得獲得、さらには過去のアルバムも含めて1~6位を独占。2012年のジャズ部門受賞に続き2015年6月にリリースされたアルバム『KISS THE SUN』は、ポップス部門でプロ録音賞優秀賞に選ばれ“ハイレゾ時代の歌姫”シャンティとして人気を誇る。
2017年2月11日公開矢口監督小日向文世主演映画『サバイバルファミリー』の主題歌に抜擢され、その主題歌を含む最新作『SHANTI sings BALLADS』カバー集を2016年12月21日にリリース。この作品の対とも呼べる2015年オリジナル作品集『BEAUTIFUL ORIGINAL COLLECTION』ベスト盤を含め、これまでに日本コロムビア・SAVOYレーベルより9枚のフルアルバムと、1枚のミニアルバムをリリース。オランダのCHALLENGE RECORDSより『CLOUD9』ヨーロッパ・アルバムデビューも果たしている。ヨーロッパ・ツアーJAPAN EXPOを含む4カ国6公演を成功させる。インディーズ時代、パリ録音でリリースされた『SHARE MY AIR』も密かに大人気の作品。
十代からUNIQLOなどを含む多くのCMソングを経て(作詞・歌唱・ナレーション)菅野よう子との出会いにより、アニメーション映画『天空のエスカフローネ』の『SORA』や『攻殻機動隊』などでの歌唱、作詞家としては、世界中で知られている。また2013年2月23日公開君塚良一監督西田敏行主演映画『遺体~明日への十日間~』では村松崇継作曲のエンディングテーマソング『Pray for the World』で歌詞のない鎮魂の意味をも込めた歌で人々の心を癒す。
音楽知識の高さが、コアミュージックファンをうならせている。レコーディングでは音(サウンド)にこだわり抜き、LPやSA-CD、グラスディスク、ハイレゾ・メディアで作品をリリースし、ハイエンド・オーディオリスナーの心をしっかりつかみつつ、カバーもオリジナルも分け隔たりなく歌いこなす中で、誰しもをハッピーにしてくれるアコースティック・ライブが彼女の活動のスタンス。お母さんが安心して子供と楽しめるライブ企画や様々な楽器編成でのライブは、ミュージシャンとしての幅の広さと、どんな人にも歌を届けたいという歌への熱意を表している。