★イベントレポート「0才からのコンサート こどもブリッツ~小さな小さな吹奏楽~」2016年8月7日(日)開催

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当ホールの情報発信ボランティアによるレポートです。イベントの雰囲気や感想を発信する活動をしています。

 “クラシック音楽のコンサートに足を運んだことのないお客様にも吹奏楽を通じて音楽の素晴らしさを伝えたい”をコンセプトとする、ブリッツ フィルハーモニック ウィンズによるこのコンサート。赤ちゃんや未就学児のお子さんの入場もOKということで、会場は小さなお子さんを連れたご家族の熱気でいっぱいだった。木管楽器・金管楽器・打楽器からなる吹奏楽の生演奏で、クラシックの名曲、アニメの主題歌、童謡、手遊び歌と、様々なジャンルの音楽が次々と披露された。最後の曲では、演奏者の皆さんが客席に降り、お子さん達の目の前で楽器を演奏。会場全体は大盛り上がりで、まさに一体化。人の心を引き寄せ、人の心をつなぎ合わせる、音楽の力・エネルギーを会場に集まった全員が実感していたと思う。もしこの公演が次回開催されたら、小さなお子さんをお持ちの方は、ぜひお子さんと一緒に‘参加’されることをお勧めする。おゆうぎ、運動会、音楽会・・・。大人にとっては「子どもだったあの時、聴いた曲」。‘現役’の子ども達には、「今聴いている大好きなあの曲」を通して、親子で一体感を感じられるから。そして一緒に感動できるから。

浅野修弘

 

 なぎさホールに入り、回りの席を見渡すと小さなお子さん連れ家族で半分以上の席は埋まっている。オープニング曲は《道化師のギャロップ》。とても軽快な曲だ。吹奏楽の演奏者は12人、そして指揮者は松元宏康氏である。楽しいトークを交えながら演奏者・楽器の紹介が終わり、誰もが知っている曲《ボレロ》と《ハンガリー舞曲第5番》を演奏する。そして歌のお姉さん、かわしまかなえ氏の登場だ。一緒に歌を唄ったり童謡メドレー・手遊びうたをしたりと見ていてとても楽しい。小さいお子さんが泣いたり、声を出したりしてもいいというちょっと面白い演奏会である。何よりも母親、父親がお子さんに笑顔を投げかけている姿がとても微笑ましく思えた。その場にいるだけで幸せを感じた、雰囲気のいい場内である。最後の曲は《宝島》という曲で、演奏者が客席まで降りてきて、会場内はとても盛り上がる。アンコール曲は《ラデツキー行進曲》で、来場者の人たち一体となって拍手・拍手で演奏会は終わる。公演時間は少し短いと感じたが、家族連れにとってはちょうどいい時間かもしれない。パワーをもらえた1日の始まりだった。定期的にこのような演奏会があれば良いなと思った。

佐々木一弘

 

 真夏の太陽の下、汗をふきふき『0才からのコンサート こどもブリッツ〜小さな小さな吹奏楽〜』に主人と私と娘の三人で行った。会場は、親子連れでほぼ満席。子ども達は0才児から上は小学生ぐらいに見えた。わいわいと賑やかな雰囲気が、ピカピカの楽器を持ったお兄さんお姉さんたちの入場で少し緊張した。うちの子はまだ4ヶ月、ちゃんと大人しく聞いていられるかな?とここに来て一抹の不安。でも指揮者の方がユーモラスな話術ですぐにリラックスさせてくれた。演目は≪道化師のギャロップ≫、≪ボレロ≫、≪ハンガリー舞曲第5番≫など聞いた事のあるクラシック。本格的な演奏で皆聴き入る。そして歌のお姉さんが登場。となりのトトロの≪さんぽ≫。あの「歩こう歩こう私は元気」と言う元気の出る歌。童謡の≪ぞうさん≫、≪むすんでひらいて≫、≪チューリップ≫、≪アイアイ≫とお馴染みの歌、うちの子もこれから歌うんだろうなあと思いながら一緒に大合唱。つづく手遊び歌では目の前に座った4才ぐらいの女の子が「知ってる!」と大興奮!“頭、肩、ひざポン”で手を動かし、歌い、会場が一つになった。4才ぐらいの子が一番楽しめるのかな?でもうちの子も生まれて初めてのクラシック音楽、いい経験になったはず。なにより親の私たちが楽しめた。 

赤羽早弓